約10年前に離婚した元旦那の借金が降りかかってきた話

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Mako
Mako

この記事を読むと、借金が激減する可能性が導かれます!

多額の借金。自己破産しかない!ことはないのです。

住んでもいない住宅ローンの返済が降りかかってくる話

はい。

いきなりぶっ込みます。

私は元旦那と離婚して10年弱といったところです。

記憶が曖昧で申し訳ないのですが、離婚して3〜4年経っていたある日、

突然、私のケータイに結婚していたときの住宅ローンの借入をしていた

銀行さんから連絡が入りました。

「元旦那さんが最近住宅ローンの返済が遅れているんです」

Mako
Mako

クズですね。

私は養育費ももらってませんし、全く関わりがないのでわかりかねます。

私たちは、結婚していた時に新築の注文住宅の購入をしていました。

離婚時にその買った家について、私は子どもを連れて、

出て行ったのだから、もう私は関係ない。

と思っていました。

家を買ったのは25歳くらいの時。

買うときは、絶対に連帯保証人にしないで!!

と銀行さんに伝えていました。

そのときは、保証人にはなっていませんでした。

それから、時が経って、住宅ローンの借り換えを

別の銀行の営業マンがしにきました。

その時に、営業さんに保証人にはなりたくない!

と伝えていたのですが、毎月の支払いがグッと減る

とか

私がこの紙を書くしかないとかいろいろ言われて、

きっと保証人になっていてしまったんですね。

なので、連帯保証人となっている私に

銀行から連絡が入ったという流れです。

連帯保証人は離婚しても縁が切れない

連絡が入り、私は直接話を聞いた方がいいと思い、

勤務先まで来ていただきました。

一連の流れを聞いて、

Mako
Mako

私が連帯保証人になっていたのはわかりましたが、私としても、養育費ももらっていないし、子ども二人抱えて、3人で生きていくくらいが精一杯の稼ぎしかないので、とても元旦那が払っていない住宅ローンの支払いをする余裕などないんです。

銀行さんも私の現状を聞いて、また改めてご連絡致します。

と言って帰られました。

Mako
Mako

ふざけるなよ

もう元旦那への怒りはMaxでしたね。

この想いは一切連絡とっていない元旦那には届きません。

裁判所からの手紙

それからまただいぶ時が経ったある日、

裁判所から封書が届いていました。

1,200万強の借金が私に降りかかってくる的な。

元旦那が自己破産をしたんですね。

Mako
Mako

私に借金が降りかかってくるということは、子どもたちにも関わることなのに、よくそんなことができたなー。

ここでも私の心の声は元旦那には届きません。

とにかく私としても、もはや、なるようにしかならないし、

逃げられない現実なので、次のアクションがあるまで

何もなかったかのように生きていました。

元旦那は自己破産して、住宅は競売にかけられ、

その残った債務が降りかかってきたのです。



ややこしい話①住宅ローンを組む際の保証料について

銀行さんから住宅ローンを組むと、同時に、保証料というお金が

取られますね。

保証料は銀行さんによって、また、借入する人によって様々ですが、

100万円弱ともなる場合もあります。

住宅ローンが払われなくなった場合に、間に保証会社が入っているので、

銀行さんが泣き寝入りすることはない

と言ったような仕組みですね。

これにより、支払いの取り立ては、

銀行さんから保証会社へと移行されています。

なので、私への手紙はこの保証会社から来ていました。

ただ、いついつまでに払え、とか、詳細なことは言われなかったんです。

ややこしい話②債権回収会社という会社へ借金が移行

なぜか、この保証会社は厳しい取り立てもなく、

債務の件は、銀行から保証会社に変わりました。

と手紙がきたくらいを記憶しています。

それからまた物凄い月日が流れました。

離婚して8年経っています。

今度は、また違う会社に借金の回収業務が移行されたという通知。

どういうことかというと、

銀行→保証会社に移行した借金回収業務が、

保証会社→債権回収会社へと移行したんです。

つまり、保証会社が借金の取り立てる権利を

他人に売ったということですかね。

その通知が来てもなお、私はよくわからず、

何も対応せずにいました。

電話がかかってきても出ず、10通くらい手紙が来ていました。

最初、黄色の封書でしたが、最後は赤の封書に変わっていました。

レッドカードっていう意味だったのですね。

最後通告は裁判所からの通知

最後通告は、東京の裁判所に出頭せよ

と言った内容でした。

いよいよヤバイぞ…

さすがにここで初めて弁護士を立てました。

弁護士を立てれば、あとは弁護士の先生がやりとり

してくださるので、私は先生に相談しつつ、

現状支払いが困難なので、最悪、私自身も自己破産に追い込まれる

ことになることを覚悟していました。

私としては、自己破産となれば、勉強している宅建

にも影響があるし…

でも、なるようにしかならないしなと、開き直っていました。

あとは弁護士同士でどこで落とし所をつけるのか

というところでしょうか。

私の直近の給与明細や家計状況など提出し、

しばらくやりとりが続きました。

和解成立

なんとも恐ろしく不安な日々でした。

1,200万の借金の和解は私の経済状況なども

考慮され、数百万円の一括払いで決着がつきました。

Mako
Mako

1,200万円と年14.6%の遅延損害金を支払わなければ

ならないと思っていたら、

ものすごく減額された金額で決着しました!

もうビックリ価格です。

神様がいるのかと思いましたね。

あとあと調べてみましたが、

債権回収会社は返済不能となった債権の額面2%で

買っているようです。

1,000万円の債務なら20万円で譲渡されているということです。

なので、債権回収会社はそれ以上+弁護士費用の回収は

必須ですが、満額回収しなくとも利益が出ればOKということ

なのでしょうね。



この経験から学んだこと

連帯保証人には死んでもなってはいけないということ

これはみんなわかっていますよね。

私もわかっていました。

なのに上手く丸め込まれてしまったんですね。

人を信用してはいけないということ

銀行の営業マンとたまたま年齢が同じということもあり、

割とフランクに話を聞いていました。

営業マンはあくまで契約締結が仕事です。

どれだけ仲が良くとも最後は自分自身のためなんですね。

私が連帯保証人になるのがどれだけ嫌だと言っても、

それに変わる対価(毎月の支払いがグッと減額される)

などと、ゴリ押し営業で、

いつの間にか印鑑をついてしまう

というハメになっていたんですね。

営業マンの熱意に押されず強い気持ちで断るべきでした。

離婚の際にキッチリ清算するということ

結婚して、子どもが生まれて、小学校に上がる前に住宅購入を検討される方

は多いと思います。

最初は離婚するなんて想像もせずにいるので、住宅ローンを連名で借りる

という方もいらっしゃると思います。

結婚当初の気持ちのまま一生いられたらいいのですが、

まずそれは無理です。

連名にすると私のように、

離婚して10年経っても元旦那と縁が切れない

呪縛がおこります。

もし、連名で借入をしてしまっているという方は、

離婚時は、住宅を売るなど清算を絶対しておくのがオススメです。

私の場合は元旦那が住宅ローンの支払い困難となり、

自己破産→住宅の競売

という流れになりましたが、競売にかかる前に、

不動産屋さんに相談して売却依頼をしたら、

もっと借金は減らせたと思います。

競売にかかるとものすごく安い金額で

取引されてしまいます。

まとめ

前述でもある通り、私は現在不動産屋で勤めているので、

不動産の売却知識がありました。

ただ、元旦那と一切連絡をとっていなかったのが、

不幸の始まりでした。

無論、離婚してまで連絡なんて取りたくないですから、

致し方無かったと言ったらそこまでですね。

住宅ローンの返済に追い込まれてしまった

など、知識があれば、救われる場合がたくさんあります。

売却知識だけでなく、

今回の場合だと、債権回収会社の知識。

なかなかこちらは経験しないと得られない知識だと

思います。

「知は力なり」ですね。

弁護士の先生もこんなにも債務が

減額できるのかとびっくりしていました。

住宅ローンの返済がびっくりするほど、

免除された私は本当にラッキーでした。

ただ、現実問題、数百万の支払いと、

弁護士費用は払うことになっています。

高いお勉強代となりました。

私のようにならないためにも、このブログを読んでくれた方が

少しでも救われることを祈っています。



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