以前から行ってみたいと思っていた、山口県は大津島にある、
回天記念館へ行ってきました。
回天記念館までの行き方【新幹線の徳山駅で降りましょう】
全く知らない、聞き慣れない徳山駅。
それなのに新幹線ののぞみがたまに停まる駅です!笑
駅に降りるとすぐに港が見えています。
徳山港までは徒歩5分で到着。
港から船に乗って20分ほどで大津島へ到着しました。
乗船料金は720円でした。
大津島に到着すると大きな看板で回天の島と書いてあります。
看板に書いてある島のマップを頼りに回天記念館まで歩きました。
かなり歩きます。
回天記念館までの道も掃除がされていないので、濡れた葉っぱで滑ったり、
草が生い茂っていたりと本当にこの先にあるのかと不安になる光景でした。
途中には当時のままの回天の整備工場がありました。
整備工場は見学できません。
歩いて歩いてやっとたどり着きました。
なぜにこんな港から遠いところに建てたのか。
こちらはレプリカ。
ホンモノは靖国神社にあったと思います。
これの中に人が入って特攻したんだ…と思うと、
胸が苦しくなりました。
とてつもなく恐ろしい時代。
回天記念館の中の様子
回天記念館はとてもコンパクトな建物です。
入場料は310円でした。
回天は、太平洋戦争末期の厳しい戦局を逆転させるという願いを込めて
誕生したそうです。
柱には回天部隊の方の思いが刻まれています。
回天の中の断面の様子。
これに乗り込んだら人生おしまいだなんて。
人間、極限に追い込まれるとすごい判断をしてしまうんだなぁ。。。
小さな回天記念館ですが、わずかな展示を見て出る頃には、
気持ちがどんより。
回天のことは、靖国神社でもクローズアップはされて
いないし、零戦ばかりが注目されがちですが、
本当に悲惨な特攻兵器なんだなぁと、
胸が苦しくなりました。
こんなことがあっていいのかと。
けれど、日本を救うためにみんな必死だったんだなぁと。
回天訓練基地へ
続いて、回天の訓練基地に向かいます。
道の途中にあった小学生の百人一首がまた感慨深いです。
回天の訓練基地へ行くのに、どうしても通らなければならないトンネル。
もう不気味すぎて、ほぼ肝試し状態。
もう2度と来る事はないと思っていたので、ビクビクしながら、
歩を進めました。
250メートルもある不気味なトンネル。
見るからに怖いけど、フナムシが大量なのがさらに怖い。
トンネルの後半で暗い中、いきなり音声案内が流れ叫んだり。
何かが写り込みそうで、不気味なところではカメラ向けれませんでした。
ここから訓練基地が遠目に見えます。
軍艦島を思い出すコンクリート。
到着しました。
帰りも不気味なトンネルを通って港へ向かいます。
山口県 大津島 回天記念館 感想
大津島は回天記念館のみの観光スポットです。
それ以外の観光は何もありませんでした。
船の時間も間隔が結構空いているので、
帰りも船を待つ時間がかなりありました。
ただ、一度は来てみたかったし、回天のことが学べて良かったと思います。
船を待っている間散策をしました。
大津島港の反対側の海は、砂浜ではなく、大きめの砂利で、
裸足にもなれない海でした。
だから海水浴してる人も一人もいません。
見慣れない波打ち際。
島の港に何度も島民の送迎?をしているような軽自動車が走行していました。
その軽自動車はスピーカーがついていて、大音量でアンパンマンマーチが
かかっていて。
この島には合わないしなんでアンパンマンマーチなのかなって、
すごく気になったので少し調べてみたら、どうやらアンパンマンの作者の弟さんが、
回天に関係があるようです。
回天の特攻隊員ではなかったようですが海軍だったようです。
その後、アンパンマンマーチの歌詞を読み返していたら、
特攻へ行く歌に聞こえてきて、涙が出てきました。
ぜひ、アンパンマンマーチの歌詞を読んでみてください。
帰路は山口県の周南市の工場コンビナートを眺めながら。
ここに工場コンビナートがあるので、徳山駅は出張に来る人が多いため、
新幹線ののぞみが時々停車するようです。納得。
ちなみに徳山駅周辺も特に何もありません。笑
ただ、回天記念館は行って良かったと思えたので、
ぜひ、戦争について、回天について、学びたい方は、
行ってみてください。
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